
LIFE Pilates Studio
肩凝りとピラティス
男性の身体の不調の第1位は腰痛、第2位は肩凝りです。女性の不調の第1位は肩凝り、第2位が腰痛となります。
女性の方が肩こりに悩まされるのは骨格と筋肉量の違いと言われています。
この肩凝りですが文明的な生活が進めば進むほど増えてきました。今最も問題なのが長時間のデスクワークです。立った時と座った時では首にかかる負担が変わります。立った時は腰が起きるため背骨全体が重力に抵抗した状態となります。ですが座った状態では腰は潰れバランスを取るために首が過剰に反った状態になります。更に指の筋肉は肩を通して首まで繋がるため疲労が肩首に集中します。さらに首と肩は頭を支えるという役目もあり、この2つが原因で疲労しています。現代の生活スタイル上肩凝りから逃れるのは不可能だと考えてください。
ストレートネックと巻肩
ストレートネックと巻肩は肩凝りの2大原因です。ですが解消のために別々の要因になるので注意が必要です。
ストレートネックは本来反った形をしている首の骨が真っ直ぐになった状態を言います。下を見るような姿勢をとると首の骨は丸くなります。長時間のスマートフォン操作や顎を引くようにしてパソコン作業を行う方はなりやすいです。
巻肩は肩甲骨が首の方へ上がりながら内側へ捩れた状態です。首の付け根の筋肉が盛りっとしているのが特徴です。
ストレートネックは首を丸めることが原因ですので剃らせる動きが改善には必要になります。ヨガのコブラのポーズなど硬くなっている前面の筋肉を伸ばしながら出来ると理想です。
巻肩タイプは親指と人差し指の握る力が強い場合が多く、その筋肉の行き先である胸の筋肉と首の付け根を緩めるのが有効です。
首肩につながる『指』
人間はほぼ全ての行動を指で行います。箸を持つ、歯を磨く、コップを持つ、パソコン操作全て指で行います。指の力は前腕、上腕を通じて肩甲骨の周りに付着します。
ストレートネックタイプの方は手の平側、指を握る側の力が強いことが多いため、指を剃らせるようにストレッチをすることで繋がる胸の筋肉を中心にヘアする必要があります。
巻肩タイプは親指付け根のリリースと小指側にの指を反らせる筋肉を緩める必要があります。指が軽く開け流ようになるのが理想です。
首の使い方
最後は首の使い方になります。指の筋力は最後は首に影響をあたえるためです。
ストレートネックの方は両腕を後ろへ持っていきます。肩甲骨が首の方へ上がり自然と首を反る動きになります。腕を持ってくる時に上腕三頭筋や肩のインナーマッスルが使われ首を安定させてくれます。
巻肩タイプは『顎を引く』をマスターする必要があります。うなづくと顎を引くは違うので注意が必要です。仰向けで寝た状態から後頭部を床から離さず二重顎を作るように顎を引きます。何度か練習したら体を起こした状態でも行います。うまく顎を引けるとあたまは後ろへ下がります。巻肩の方は顎ごと頭が前方に変異しているので頭を後ろに引く動作がひつようです。それが『顎を引く』動作になります。
肩凝りは手と首の連鎖によって起こるため指まで絡めての改善が有効です。