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ピラティスを30回するとどうなるのか

ジョセフピラティスは『10回で違いを感じ、20回で見た目が変わり、30回で全てが変わる』と述べています。

 

この真意は、続けることで生活習慣でついた悪しき癖が抜け、健康な状態を取り戻せるということです。

ピラティスは著書の中で現代人の体の問題を文明の発展による弊害と述べています。当時から長時間のデスクワークや椅子や机での生活に警鐘を鳴らしていました。ジョセフが本を書いた時代からさらに進み、スマホや在宅勤務などより体の健康を脅かす要因は増えています。

 

『毎日の活動で感じる不自然な体の疲れや精神的な緊張を緩和する必要がある。電話、自動車、経済的プレッシャーなどが重なって引き起こされる身体能力に低下と精神的ストレスがあまりにも大きい為、現代社会はどこに住もうと、何らかの形での精神の緊張から完全に逃れることはできない』

 

このように現代人の体の不調の原因について述べています。

そこでピラティスでは

 

『コントロロジー(ピラティス)をきちんと行なった直接的な効果として、血液が新たな活力を取り戻して身体をめぐる。運動で心臓は力強く安定して動くようになり、その結果、疲労から生じ、蓄積された老廃物が血流に運ばれてどんどん体外へと排出される。コントロロジーの運動を行うことによって、綺麗で新鮮な血液が身体中の全ての筋肉繊維に運ばれるのだ』

 

血液の循環により体の大掃除が行われるとしています。

生活面でも普段の過ごし方や服装、食事や睡眠にまで言及しています。

最後にピラティスは

 

『体、頭、精神完全に調和して、一つのものとして働いていれば、その人は間違いなく、活動的で用心深く、自制心を備えていると考えられる。さらに神経の緊張と過剰な疲労から解放された体は、現代の生活につきものの複雑な問題にうまく対処できる、バランスの取れた頭脳が宿る為の理想的な容れものである。問題にぶつかったときでも、理論的に考え、落ち着いてかいけつできるだろう』

 

『30回で全てが変わる』というのは体の健康だけではなく、気持ち(心)の状態が安定し快適な毎日を過ごせるようになると述べています。

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