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  • 執筆者の写真篤史 高橋

疲れは「脳」から



こんにちは!LIFEPilatesStudioの高橋です。

今日は「疲労感」について最近の知見を交えて紹介していきます。ピラティスをしていくと日常での感覚が研ぎ澄まされていくため体の快適、不快について敏感になっていきます。

特に毎日の中で気になるのは「疲れたぁ~」と感じる疲労感ではないでしょうか?

この疲労感はやる気を奪い集中力を削ります。最近のエナジードリンクブームもこの疲労感

を何とかしたい人が多いからでしょう。


10数年ほど前、僕がこの業界で働き始めたころは疲労の原因は乳酸だといわれていました。運動中に発生するため原因物質だとされていましたが、現在では筋育の活動を促進する有効成分として考えられています。


では最新の研究では何が原因と考えられているのでしょうか?

大阪市や大阪市立大学、食品・医薬品メーカーなどが進めている疲労に関する共同研究「疲労プロジェクト」などによると脳(自律神経)が原因であるとされています。

臓器の働きを調節、体温調整など人間が生きていくのに不可能な機能を一手に担う自律神経を酷使した結果が疲労だと考えられている。

自律神経系は活動時に活発になる交感神経と、夜間や安静時に活発になる副交感神経がセットになっている。運動時には体温や心拍の調整をするため交感神経が活発に働く。すると神経細胞内に活性酸素が大量に発生し細胞にダメージを与える。これが疲労の原因だとされています。


例えばいつも10kmのランニングをしていたとします。快適と言われる18度で走るのと30度の暑い日に走るのでは疲労感が違います。30度では「上がりすぎる体温を下げる」ことを自律神経がするため余計に疲れが増すのです。


運動による疲労のほか、長時間のデスクワークなどによる精神作業疲労や、目の眼精疲労があります。事務作業に集中しているときには交感神経が活発に働き、パソコン画面など近距離を見続けると、自律神経のバランスが崩れやすくなるといいます。さらに作業に集中するとき本来なら交感神経が優位になるのですが、スイッチが切り替わらず副交感神経のまま作業をする場合があり、これも疲労度が増すそうです。


ただし、実際の疲労の度合いと、自分で感じる疲労感の間にはズレがあることが、疲労を把握しにくくしている。疲労感をもたらすのは「疲労因子」と呼ばれるたんぱく質で、自律神経などの細胞が活性酸素によって酸化されてダメージを受けると、老廃物の増加が合図となって疲労因子が発生する。その情報が大脳に伝わって疲労感を生むそうです。


述べたように最近の考えでは「脳の疲労」が疲労感の原因だとされています。この解決方法として提唱されているのが睡眠です。では睡眠を上手にとるためには何が必要でしょうか?実は睡眠も自律神経がコントロールするため、私見ですがピラティスやヨガなどの運動で自律神経のスイッチのON、OFFができるようにしてからがベストではないかと思っています。自律神経の窓口と言われる呼吸、そして中枢神経のある背骨を大きく動かすこれらの運動はとても効果的です。私の場合は本気でピラティスセッションを1時間ほどすると2,3日は疲労感をほとんど感じずに過ごせます。デスクワークが多くなる時は必ず動くようにしています。


日々の生活の最大の敵である疲労はある程度コントロールできます。是非毎日の生活にピラティスを取り入れましょう。継続すればするほど実感できますよ~。

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