こんにちは!LifePilatesStudioの高橋です。昨日、今朝は冷え込みましたが来週からは高温注意報が出ている為冬の厳しい寒さは今週で終わりかもしれませんね。そう思うと夏は長く冬は短くなっていくのかもしれませんね。暑いよりか寒い方が好きですが…
本日のテーマは『腰は反らせず立てる』です。
私はピラティスを教える前はパーソナルトレーナーを行なっていました。今から10年以上前ですがその時から『腰を反ってはダメ』というのは言われていました。
なぜかというと反ることで椎間板に圧がかかりヘルニア、腰痛になると言われていました。(その後椎間板に関しては腰を丸くした方が神経を圧迫すると改変されていました)そして『反り腰』の人は実際に腰痛持ちが多く、今でもインストラクターによっては絶対に腰を反らせないという方もいます。
ですが腰椎は元々反るような形をしています。綺麗なくびれや引き上がったお尻(骨盤)を作るには腰の反りは必要です。そして反り腰でも腰痛になったことがないという方もいます。
ということは腰が反って痛い方と大丈夫な方の2パターンが存在するということになります。この違いはなんでしょうか?
実は腰に対してどの方向に『力』が働いているかが重要でした。
一般的に言われている『反り腰』というのは、日常で座った時間が長く、背骨を引き上げるインナーマッスルが使えていない状態です。このまま立つと背骨が上に伸びない為骨盤を前に押し出すようにしてバランスを取ります。駅で電車待ちの時に並んでいる方を見てください。ほとんどの方が骨盤を前に突き出した結果腰が『反る』状態を作っています。
この時腰部は前に突き出す為【後ろから押される力】が働きます。この状態だとお尻と腰の筋肉は過緊張となり痛みを発生しやすくなります。この姿勢の方が腰を反らせるのはNGです。
それに対して良い反り腰は骨盤が横から上に挙がる動きになります。スクワットや開脚をした時のように足が横から上に挙がるように動いた時に起きる骨盤の動きです。
骨盤の左右の骨が真ん中の骨を綺麗に押全面に押し出すこの動きで腰は『立ち』ます。背骨を上に引き上げるように力が働きます。ピラティスではニューテーションと呼ばれています。
この状態が腰にとっての理想の状態になります。腰痛がある方はこの骨盤を作るのが1番重要です。

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