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私にとってのピラティス 2025/1/14

執筆者の写真: 篤史 高橋篤史 高橋





ピラティスとは何か?

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ピラティスの効果は姿勢改善、呼吸の正常化、酸素が全身を巡ることによって起きる活性化、現代の生活習慣に対しての動物としての本来の動きなど多岐にわたります。

著書を読むと彼が一つのトレーニングとしてではなく『哲学』として作り上げていたことがわかります。ジョセフピラティスは『コントロジー』とこのメソッドを命名していました。

コントロロジーと野口整体

日本人が昔から『体操』という名で健康法を残していたことと私の中では重なりました。両方とも身体を上手に扱う方法論としています。

さらに同じ時代には野口晴哉先生も同じように体を癒しコントロールするう『整体』を作っています。近年の生活習慣に警告を発していたのも同じです。

​お二人とも人間を『動物』として観たときにどんな動きが自然なのか、我々の生活習慣で失われたもの、何が不足しているのかを教えてくれます。

野口先生は治療寄り、ジョセフはトレーニング寄りといった印象です。

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解剖学と運動学と発生学

​お二人とも身体のプロでしたが健康でいるためには『背骨』が大切だというところもそっくりです。発生学から見てい行くと我々祖先には魚の時代があり、背骨を上下左右に揺らしながら移動していました。陸上に上がってからも下鰭が足と手の役目をしますがそれらの力の行き先は同じ背骨です。人間は現在二足歩行ですが魚の時と同じように背骨を捻じること歩行を可能にしています。人間のベースは背骨にあるんです。

ジョセフが残したワークも背骨を重点に置いて構成されています。手や足の運動も肩甲骨と骨盤を通して背骨に伝えられるため、人間の動きは全て背骨を通るといっても過言ではありません。

​ピラティスのワークというのは医療で使う解剖学ではなく人間の動きとは何か?をベースに作られています。一見意味のないような手の形にもしっかりと意味があります。ローイングバック1,2 ローイングフロント1,2はよく計算されていて大好きなワークです。一般的な解剖学では肩関節のワークとなっていますが頸部、腰部まで影響するワークです。

手と足が背骨までつながるのを想定してエクササイズにしているのは世界中探してもピラティスだけだと思います。

ピラティスで得られるもの

ピラティスで得られるものは『常に生き生きとしたアクティブな身体』です。私自身それを一番実感しています。20代の頃から始めたピラティスですが40手前で思うことが『年々動きやすく疲れづらくなっているな』です。立っているとき、歩いているとき、キッチンに立っているときなどよく考えます。骨盤がしっかりと立つとここまで楽なんだと。私自身子供のころからよくゲームで遊んでいたので姿勢が悪いことには自覚がありました。でも見かけ上悪いだけで特に問題ではないと思っていました。仕事でもあったので、まずはとことん自分の身体で試そうと思い実験のような感覚で行っていました。正直今でも『ピラティスの正解』は分からないからです。

合ってる合ってないでなく、自分の身体で心地いいか、体が楽になるかで検証しながら積み上げていきました。

​結果自信をもってお客さんに勧められるものができたと思っています。

​『ピラティス』はインストラクターによって全く別物になります。エクササイズの理解もそうですが『どんな体が理想か』によって全く別物になるんです。その方の人生観そのものが反映されていると思います。

この記事を読んで『ちょっと面白そう』『共感できる』と思った方ぜひ一度ライフピラティススタジオのピラティスをご体感ください。


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