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  • 執筆者の写真篤史 高橋

日本人に多い姿勢 フラットバック



こんにちは!LIFEPilatesStudioの高橋です。

寒すぎると人間はやる気を失うようです。もうすぐ2020年ですので1月というものがわかりやすいです。1月になると習い事のCMが増えるそうです。今年の抱負を考える時期ですので習い事がらみは申し込みが増えるんだとか。ですが継続率は悪いそうです。これが4月になって新年度のスタートでも同じように習い事は需要が増えます。すると1月と違い気候が良く暖かい分継続率が高いんだそうです。

寒さ対策、ほんとに重要です。



本日は姿勢の教科書には必ず乗っている「フラットバック姿勢」を考察します。

わたくしが思うに日本人の中ではこの姿勢が一番多いのではないかと思っています。なぜならすウェイバック姿勢も元々の成り行きはフラットバックと同じだからです。



人間の体は重力下でどのように体を支えるべきか常に脳が指令を出しバランスを保っています。ですので骨格の前にまず「脳」が平行感覚や重心のバランスを見極めて初めて立つことができます。ですので骨格上問題がなくても脳における感覚器に支障があると立つことも歩くこともできません。


このあたりの話は作業療法士さんに分野になるので骨格の部分に移ります。


まず姿勢には立位ではバランスをとるために大きな因子が二つあります。


それは骨盤の傾斜と移動です。


この2つによって姿勢はフラットバック、スウェイバック、脊柱後湾、脊柱前湾、下位X、上位Xなど様々なパターンとその組み合わせが発生します。


その為ピラティスでは骨盤、背骨に重点を置いているわけです。


骨盤には前傾と後傾が存在します。(回旋も起きますがそれはまた今度書きます)

ピラティスのレッスンでは頻繁に用いられる言葉です。立位の姿勢のチェックでもよく用いられますが、骨盤の前傾後傾だけが起きていることは非常にまれです。ほとんどが同時に前方か後方に移動を起こします。逆もまたしかりで移動だけが起きるということもありません。


骨盤の前後傾は重心の位置に変化をもたらすため重心の移動が起きます。起きない場合は後傾時に膝の屈曲、前傾時に膝の過伸展がかなりの確率で起きます。膝に変化がない場合は足首での代償となりますがほぼ膝に現れます。


よくあるパターンとして骨盤前傾に対して後方移動(反り腰)骨盤後傾に対しての前方移動(フラットバック、スウェイバック)です。


膝や腰椎の安定性や筋力、骨の長さなど様々な要因によって個々に分かれていきます。


経験則ですがこの中で一番多いのが骨盤後傾前方移動のパターンです。


このパターンは股関節を伸展する力と前方移動させ腸脛靱帯のはりで支える姿勢です。人体にと寄った姿勢ですので筋力がない人に多くみられる姿勢です。1日中PCの前に座っている活動不足の現代人には多くなるわけです。


改善方法は難しくないのですが骨盤は下方回旋を起こして固まっている場合が多いので、骨盤事態を動かすワークを入れてあげてから(多裂筋が機能する)全身のワークにつなげてあげるとより効果的です。



今回はフラットバックで姿勢を見ていきましたが姿勢のバランス観測は必ず骨盤の傾斜と移動で観てください。そうしないと前傾だけどハムストリングスが短くなっているなどの症例が出たときに間違った内容のセッションを提供することにもなります。


まず体に何が起きているか?しっかり見れるようになることが重要ですね。



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